ブックタイトルライフアップVOL.79
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ライフアップVOL.79
12 | LIFE UP 軽費老人ホーム「おおかわケアハウス」では、旬の食材をふんだんに取り入れた食事が入居者に好評です。毎日、配膳の30 分前には食堂やロビーに人が 集まるほど。だれもが季節感と家庭の味を大切にした食事を心待ちにしています。 毎週金曜日に翌週の献立表が配布されるのですが、飽きないようにと味や盛り付けには様々な工夫がなされています。 「やわらかすぎるとご自分の歯をお持ちの方は満足されないので、常食寄りの軟菜を中心とした食事をお出ししています。また、いつも同じお膳と食器だとマンネリ感があるので盛り付けにこだわったり、季節感を味わっていただくための献立を考えたり。入居者のみなさんのためにと栄養科のスタッフがいろいろアイデアを出し合ってくれています。イベントの日や行事食を提供する日は、特に気合いが入っています」(同スタッフ) 同ハウスでは、ゆっくり食べていただくために食事時間が長めに設定されています。食堂入口には、調理師自ら手作りした「お品書き」が掲示されるなど、日々の食事を楽しみにしている入居者への配慮が随所になされています。総勢50人分の食事を作るのは、栄養科のみなさん。献立を考えるのは、栄養士です。 「例えば、お年寄りは煮魚が好きだと思い込みがちですが、実際には若い方が好まれるメニューや目新しいものの方が残菜がなかったり。そこで年に1回はアンケート調査を行い、献立に反映しています。週に1回はかわりごはんを出すようにしていますし、パン食は女性に人気です」とは、栄養士の一人。介護士と一緒に、「見守り」のために配膳カウンターにも立ちます。 「今日おいしかったよ?とダイレクトに声が返ってくるとほっとしますし、献立から盛り付けまで一つの食事を栄養科のみんなでつくることにとてもやりがいを感じます」年に1回アンケート調査実施社会福祉法人 高邦福祉会「特別養護老人ホーム」 社会福祉法人 高邦福祉会は、国際医療福祉大学・高邦会グループの一員として1997年に発足。現在「柳川療育センター」「おおかわケアハウス」「認定こども園 高邦キッズハウス」等を運営し、質の高い福祉活動を行っています。さらに、高齢者のみの世帯が25%に達し特別養護老人ホームの整備を急務とする大川市の方針のもと、入所待機者の減少に貢献すべく、大川市中木室地区にショートステイとデイサービスを併設した「特別養護老人ホーム 木もれ日苑」を開設予定。11月23日に起工式を執り行います。 施設内には地域交流スペースを整備するほか、非常災害時には避難所として開放。医療・教育・福祉の総合グループの一員であるという特性を最大限に活かしながら、地域に溶け込み、地域から信頼される施設を目指します。この日の食事を担当したみなさん彩り豊かでにぎやかな食卓※イメージパースです11月23日に起工式旬の食材を取りいれた食事が好評です栄養科全員で創意工夫おおかわケアハウス