ブックタイトルライフアップVOL.80

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概要

ライフアップVOL.80

LIFE UP | 7高木病院だより 昨年12月17日、高木病院では、当院の林真一郎副院長・呼吸器センター長を講師に、第33回健康講座「気管支喘息(ぜんそく)について知っておきたいこと」を開催しました。 気管支喘息を発症した気管支は、炎症により気道が狭くなり、また気管支の上皮細胞が傷つき過敏になることで、冷たい空気や乾いた空気に気管支が触れただけでも発作を起こします。 多くの患者さまは吸入ステロイドによる適切な治療により、炎症が落ち着いてきます。ですが、症状が改善されたからと薬を止めたり、回数を減らしたりするとまた炎症が起こります。炎症と修復を繰り返すことで、気管支の壁が厚くなり気道が狭くなる気道のリモデリングも進行し、時には大きな発作が起こることも。何よりも大切なのは治療を継続することです。 薬物による治療を適切に受けてきたが、なかなか症状をコントロールできない、そんな重症の患者さまに対する最新の治療法の一つが「気管支サーモプラスティ」です。当院でも2016年8月から導入しました。 〝温めると縮小する?筋肉の性質を利用した温熱治療で、内視鏡の先端から電極付きカテーテルを出し、気管支の壁を65度に温めます。加熱により気管支が広がり、発作が起こりにくくなります。 1回の治療は60分程度で、入院日数は5日間程度。治療と治療の間を3週間以上空け、全3回で終了します。これにより、重症の発作が減り救急外来受診の回数が減少します。治療対象は喘息治療を専門とする日本呼吸器学会専門医が判断します。高木病院では専門医の資格を持った3人の医師が対応していますので、まずはご相談ください。高木病院副院長・呼吸器センター長国際医療福祉大学教授林 真一郎治療の基本は  吸入ステロイド気管支を温める新治療法気管支サーモプラスティを導入【治療前】 【治療後】肥大した気管支平滑筋変性し、薄くなった気管支平滑筋「気管支喘息について知っておきたいこと」を開催しました第33回健康講座今だけのお得な特別料金!!春の特別企画平成29年5月までの限定